a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

Spawn (1997) - 主人公の赤マントは必見。

Mark A.Z. Dippé監督。The West Wingシリーズで大統領を演じたMartin Sheenが出演している。

ストーリーの可否については、原作ありの映画であるため一切触れない。

クラウンという映画史上に一二を争う濃いキャラクターがいる。

魔法的な力をどのように表現するのか。たとえば緑の蒸気。これは自然界にはないので魔力的にみえる。

だんだんと主人公の能力が開花し、銃による物質的な攻撃から、高度な精神性を要するものへと変化する。

精神性を能力へと変換できる設定で、精神性が現実の不可能性を凌駕する。現実よりも精神が重要視される。その上で主人公の精神性が、主人公の自己実現的なハッピーエンドの鍵となる。

結局のところ精神性が全てを凌駕する映画は、ファンタジーでは常套である。

ところで、17年前の映画であるのにも関わらず、CGの使い方がうまいので現代の下手な映画より楽しくみれる。とある映画際で最優秀視覚賞をとったのも頷ける。