Brad Silberling監督。出演Jim Carryら。
Jim Carryの演技を堪能するための映画。あと、エンドクレジットの演出も見物である。 ありきたりなのかも知れないが、最初から最後までとても丁寧に作られている。複雑な入れ子構造(作者が一人称で語るところから始める)にもチャレンジしており、違和感なくまとめきれているので、秀作であるとした。
ただし、それ以外に映画演出としてテクニカルに優れている点があったかと聞かれると、かなり疑問の残る作品。娯楽映画としては、かなり優れている作品なのではないか。
どうも、ファンタジーとしてちょっと「もの足りなさ」が残る様な作品で、それが逆に後の印象が軽くてよい。
ところで、本作に出ているオラフ伯爵のメイクアップはすばらしく、その年のアカデミー賞最優秀メイクアップ賞に選ばれている。