a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

the Damage (2009) - 必殺技「ダメージ」。

ジェフ・F・キング監督。

Steve Austinは”テキサスのガラガラ蛇”との異名をもったレスラーであり、このビデオは彼のfeature filmである。その後二年間にわたって続編が何作品も出ているということで、OVAとして売れた一連の作品のひとつである。

現役のレスラーが沢山登場している作品である。名作や秀作なのかと問われればそんなことはないのだが、実際にその職にある者がたのしんで作品に参加できるというのは好ましく感じる。映画とは、ただ視聴者のためだけにあるのではなく、一方で作る方の側のためにもある。 作中の最後で、主人公の必殺技について名称を「ダメージ」に変更しようと提案するキャラクターがいる。あまりの名称のセンスの無さに唖然とさせられるが、案外と簡単な名称の方が、この映画にはしっくり来るのかもしれない。「ダメージ」なんて名称を付けられたら、脚本的には受けた敵は相当ダメージを受けないと締まらないし、多少反則的なネーミングである。