a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

The Steamroller and the Violoin(1960) - タルコフスキーの短編。

Andrei Tarkovsky監督。

晩年のTarkovskyなら、もっと長まわしにしただろうなぁ。バイオリンを弾く男の子を、人影を利用して何段階もクローズアップしていく。

現実世界においてもそうであるように、また映画世界においても同様の現象であるが、人間の表情を湛然に映したところで彼の精神的内面が理解できるとは限らない。

二人が仲良くなっていくという、ストーリーの展開である。既に、水面を利用した暗喩的な表現を、確立している。