a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

Gremlins 2 The New Batch(1990) - 前作となんら変わらず。『ランボー2』が出て来る。

Joe Dante監督。

普段はおとなしい、ぬいぐるみのようなモンスターが水をかけられることで凶暴なグレムリンへと分裂する。グレムリンは好戦的である一方で、ロック音楽を聴きながら集団でもりあがる。さながら人間の属性の一部のようである。娯楽映画の典型なのであるが、本来的な作品の意図には、遺伝子組み換えや新しいホルモン剤を研究している近代科学へのアンチテーゼや、人間本来の自然性を無視して高層ビルを乱立させ続ける資本主義へのアンチテーゼがこめられている。特に、その高層ビルのテナントの一部に遺伝子組み換えの研究室がはいっており、両方の問題がひとつの場所へと内包されているところがおもしろかった。