a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

The Bell Boy (1918) - 建物に移動物が衝突する元祖を観る。

Roecoe Arbuckle監督。

ハリウッドで、悪党の乗った車、もちろん主人公が乗った車でも良いのであるが、これが人物ごと建物に衝突する。そして、搭乗者たちは建物の中で壊れた車から出てくる。これがハリウッドの街によくある光景であるが、もしかしたらこの映画がその最初のフィルムかもしれない。

この時期のフィルムは、女の移動を軸にストーリーを展開できるのであるが、本作においてはあまり関係がない。基本的には、主人公の女が、主人公のもとから離れてしまい、また主人公のもとへと帰るという運動をすることとして、その様子をフィルムに収める。その移動のためによく出現するのが、①恋敵、②強盗、である。