a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

Ten Thousand Years Older (2002) - 金属器を得ることで千年年をとる瞬間を観る。

Werner Herzog監督。

『Ten Minutes Older : The Trumpet』に収録されている、オムニバスの中の一つの作品である。

Uru-Eu-Wau-Wauというブラジルの民族は、20世紀後半になっても石器で暮らしていた。彼らに対するドキュメンタリーが本作である。彼らにボウルを手渡すと、それが金属器であるということで、ボウルを得た10分の間に、1万年の間歳をとったと解説が入る。これが本作の提示する「Ten Minutes」なのである。

そうなれば、例えば一年学校を飛び級する生徒が居たら、彼はその年度をまたぐ一瞬の間に、一年の間の年をとったことになる。