Luc Besson監督。
Gary Oldman, Nathalie Portman, Jean Reno、いずれもが役にはまっているという豊かな映画。非常に恵まれているキャストである。
本作の悪役、Beethoven好きなのであるが、このクラシック作曲家はときどき悪役の代名詞として登場する。『時計仕掛けのオレンジ』に登場した主人公もそのひとりである。彼らの特徴は、例えば民族問題や怨恨などの理由で悪人になったのではなく、悪を実行すること自体がたのしくてたまらない!という根からの悪人である。