a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

Getting Acquainted (1914) - 夫婦の入れ替えを観る。

Charles Chaplin as director

 当たり前のことではあるが、古典的な夫婦入れ替えのストーリーである。これらの作品のお陰で今があるにも関わらず、現代の人間から観れば退屈にも観える作品であるとは皮肉なものである。

 メーベル達のカップルが「taking the air」という字幕で、要は散歩している。一方でCharlieのカップルが「also getting the ozone」という字幕で始まる。オゾンなど吸っているものか。字幕にも製作者のユーモアが沸き立つ様を観るにつけ、それは観客が映画慣れしたことを示しているわけであり、1895年に誕生して20年程度で映画が人々に認められてきた歴史を示すものである。一度観てみたら良い映画ではないか。