Farrelly brothers as directors
良作である。
「ギリーは首ったけ」と「2番目のキス」との中間にあたる本作は、結合双生児が主役になっている。動作によるユーモアと、台詞によるユーモアが、いかに映画に大切であることか。偏見というものが存在するとして、その偏見の壁を越えるものがあるとすればそれはユーモアである。Chaplinも偉大であったが、本作にはマシンガンのごとくたたみ込める台詞によるユーモアも武器になった。そしてこれがアメリカ映画でよかった。フランス語の発音では、英語のようなジョークの連鎖を聞いたことがない。