Mabel Normand監督。
監督は彼女自身がコメディアンである。日本での公開当時は、R.Arbuckleが「デブ君」と呼ばれていて、Normandは「ハネ子」と呼ばれていた。ぞんざいなネーミングである。
本作は、その当時のコメディ映画と同じく、画面をパン・ティルト・ズームアップするなどの概念が無い。あくまでも、舞台と舞台をそれぞれカットしてつないでいる時代である。Chaplinが自身が総理大臣であると嘘をついて女と仲良くなってしまうが、後にしがないウェイターであることがわかって破局するという、悲劇コメディーの典型である。