Charlie Chaplin 監督。
本作でEric Kampbellの遺作になった。本当にすばらしい巨漢のコメディアンであった。巨漢と言ったらまずロスコー・アーバックルを思い出すけれども彼は悪役には向いていない。悪を象徴するには、顔が丸すぎたのである。だからキャンベルのような長方形の顔はチャップリンのミューチュアル時代の映画には悪役として欠かせなかった。ミューチュアル時代のチャップリン映画の完成度はキャンベルなしでは語れない。それくらいの名コンビになっていた。
本作でチャップリンはミューチュアル社との契約に終止符が打たれる。