a-moviegoer’s diary

2014年から1日1本の映画を観ていて感想を書き溜めています。そして今年通算1000本を観ました。これからも映画の感想を溜めていきます。東京都内に住んでいます。

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

the Damage (2009) - 必殺技「ダメージ」。

ジェフ・F・キング監督。 Steve Austinは”テキサスのガラガラ蛇”との異名をもったレスラーであり、このビデオは彼のfeature filmである。その後二年間にわたって続編が何作品も出ているということで、OVAとして売れた一連の作品のひとつである。 現役のレス…

Faster (2010) - 「世界で10人しかできないというヨガのポーズが出来た」「はぁ ? (私)」

George Tillman, Jr 監督。 映画の時代性というか、iPhone3Gが登場しているので2008年から2010年あたりの時代の作品であることがわかる。単純に販売期間から推測できる。つまり、現代の物語であるよという意味なのである。 「世界で10人しかできないというヨ…

Lemony Snicket’s A Series of Unfortunate Events(2004) - もしかしたら、一番すぐれたファンタジー映画。

Brad Silberling監督。出演Jim Carryら。 Jim Carryの演技を堪能するための映画。あと、エンドクレジットの演出も見物である。 ありきたりなのかも知れないが、最初から最後までとても丁寧に作られている。複雑な入れ子構造(作者が一人称で語るところから始…

コネクテッド (2008) - 女が技術者で、壊れた電話機を直してしまう。

ベニー・チャン監督。 類を見ないほどの間抜けな映画。 いままでの映画の中で、落下しながら110番(中国では992番)の通報をする奴をはじめて観た。稀にみる間抜けな悪役集団で、ときおりコメディータッチで死んだりしているほどである。 女が技術者で、壊れた…

The Scorpion King2 (2008) - インド人女性の綺麗さを観るための映画

Scorpion King (2002)の続編。Russell Mulcahy監督 特筆すべき点なし。残念な映画であった。 ところで、この映画を観て再認識するのが、インド人女性の綺麗さである。Karen Davidの美しさを堪能するために観るような映画である。南アフリカの女優であるNatal…

Paparazzi (2004) - 久々に見る悪魔的な映画

Mel Gibson監督。 実は、この映画レビューシリーズのフィルムの一部は、民放の深夜放送から取って来ている。その放送では、「銀幕アキさま」という中田有紀が独身女であることを、唐突に自虐しはじめるコーナーが冒頭に必ずある。これは別にまったく映画レビ…

I Know What You Did Last Summer(1997) - 被害者を湖に沈めるアメリカ映画の王道

ジム・ギレスピー監督。タイトルからして粘着質である。到底幸せな結末にならなさそうである。 この作品には続編がふたつでていて、それぞれ”I Still Know What You Did Last Summer”が出て、”I’ll Always Know What You Did Last Summer”となった。もはや製…

Un Chien Andalou (1928) - Luis Bunuel初作

Luis BuñuelおよびSalvadorDali監督。16分の短編映画。Bunuelの処女作。 女の眼球を横一文字に切るショットではじまる。眼球は切られて、透明な粘液性の液体がとろとろと出る。それからも、手のひらに蟻が数匹うごめいていて、それをじっと見つめる男性。切…

L’Age d’or /黄金時代(1930) - バイオリンでドリブル。

Luis Bunuel監督。彼はSalvador Daliと共同で作品を作る機会を持っており、本作もそのひとつである。 ところで、近年Woody Allenの撮ったMidnight in Paris(2011)では、役者扮するBunuelとDaliがレストランで待ち合わせをしており、知り合いのような既登場し…

La Passion de Jeanne d'Arc (1928) - detail shotの名作

Carl Theodor Dreyer監督。 かの横光利一が小説「機械」の描写法として応用したほどの、クローズショットの技法を多用した作品。フランス白黒映画の名作である。 少し長めの状況設定から入る。ジャンヌ・ダルクの異端審問についての書物があるという説明がな…

Frantic (1988) - フランスとアメリカの情緒を織り交ぜた。秀作。

Roman Polanski監督。 パリという異国でアメリカ人が不慣れで不格好な様は、Midnight in Paris(2012)でもみられる。汎用的に使われるモチーフである。これはまめ知識である。 人物を手前と奥に配置してそれぞれ別の事をさせるという、奥行きを理解した撮影法…

SHADOW MAN (2006) - Seagalがブタペストの図書館で銃撃戦。

Michael Keusch監督。 生物兵器の情報が漏れるという、非常にありきたりな話。大抵はICチップとなって、小道具の中に入るか、もっと主人公にプレッシャーをかける場合には頭に埋め込むかする。 本作もこれらの例に漏れないのであるが、面白いのはSteven Seag…

Twin Dragons (1992) - 監督このみのアクション

ツイ・ハーク、リンゴ・ラム監督。 演者の多くが監督であるという珍しい作品。監督が作っていて楽しいだろうという、監督の嗜好がそのまま反映されている作品。 そのような作品の有名作はスピルバーグのSuper 8 (2011)である。 一般の作品よりも、カメラのま…

Nowhere to Run (1993) - 撮り方が独特としか言えぬ

Robert Harmon監督。 一般的な開拓地での勧善懲悪もの。特筆すべき点はなかった。 撮り方がおもしろい。あまり教科書っぽい撮り方ではない。ただし、その撮り方で視聴効果がどれだけ上がるのかと問われれば、微妙なものである。

Joe Kidd (1972) - 続・荒野の用心棒 (普通のウエスタン)

John Sturges監督。 悪役のRobert Duvallは、God Fatherシリーズの弁護士役で有名である。 チャマという羊飼いにまつわる話。資本を後ろ盾に弱者を搾取しようとする資本家、つまり地主を悪者にする話である。 機関車で建物に突っ込み、敵を射撃するシーンが…

Mothman (2010) - 弟をみんなでぼこぼこにするという、不思議な導入ではじまる。

Sheldon Wilson監督。 Mothmanは、アメリカで1966年から67年にかけて発生していた未確認生命体で、West Virginia州で流行していた。TNT工場で目撃され、全速で逃げる車に等速で追いかけて来るという。 このMothmanは、黒のゴミ袋が飛んでいたのではないかと…

Coogan’s Bluff (1968) - サイケデリックポスターが観れる貴重な作品。

Donald "Don" Siegel監督。 邦題で「マンハッタン無宿」として有名。 1968年から1970年にかけて、LSDという幻覚剤がアメリカで非常に流行していた。サイケデリックな柄のポスターが沢山つくられた。 本作の中には、その柄のポスターが多数登場しているので、…

Prince of Persia (2010) - ゲーム原作の映画というのもある

Mike Newell監督 ダチョウ兵が走って来るシーンがおもしろい。それ以外の面白さはあんまり。巧いコメントが出来なくてごめんなさい。 ゲームが原作となっている映画であるという。

Rise of the Planet of the Apes (2011) - ゴールデンゲートブリッジから人が落ちる滞空時間が的確。

Rupert Wyatt監督。出演James Franco、Freida Pinto他。 明確に主人公格のサルの心境変化を扱った作品なので、作るのが難しかったと推測できる。どこまでサルに人間性を与えるのか。サルは人間を殺した時に、ためらいや後悔の感情があるのか。そういったとこ…